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Mittag - Leffler 関数
Mittag - Leffler 関数
日:Mittag-Leffler関数,ミッタク=レフラー関数英:Mittag-Leffler function,仏:Fonction de Mittag-Leffler,独:Mittag-Leffler-funktion
Mittag - Leffler 関数は、無限級数
で表わされる。ここに、ガンマ関数がとなるとき、係数は0であると解釈する。Mittag - Leffler 関数は超越整関数のため無限遠点以外には特異点を持たない。
特に、一般超幾何関数によって表わされる次の場合は
のように略記された関数記号も用いられる。したがって、このときは一般超幾何関数の特別な場合、例えば誤差関数などを含む。また、がともに整数である場合、Mittag - Leffler 関数は初等関数で表わされる。すなわち Mittag - Leffler 関数は、指数関数に対するある種の一般化に相当する。しかし、冪級数の係数にあるガンマ関数が任意値の等差数列上を動くため、が整数でない Mittag - Leffler 関数は、特別な場合を除いて、相当する関数が超幾何関数系内には存在しない※1。
Mittag - Leffler 関数は、に対して関数等式
を満たす。
Mittag - Leffler 関数は、1903年に初めてこれを導入した M. G. Mittag - Leffler に因んで、その名が冠せられている。
Mittag - Leffler 関数は、非整数階微積分学(fractional calculus)などで応用がある。
【註記】
※1 : E. M. Wright は、このようなガンマ関数の係数を持った、ある種の一般化された超幾何級数(関数)を1935年に考察している。後述の Wright 関数もその際に定義されたものである。
※1 : E. M. Wright は、このようなガンマ関数の係数を持った、ある種の一般化された超幾何級数(関数)を1935年に考察している。後述の Wright 関数もその際に定義されたものである。
実変数の Mittag - Leffler 関数のグラフ。順に、①, ②。いずれも=-3~3 (+0.1)。
実変数の Mittag - Leffler 関数のグラフ。順に、①, ②。いずれも=0.1~5 (+0.1)。
複素変数の Mittag - Leffler 関数のグラフ。
複素変数の Mittag - Leffler 関数のグラフ。
複素変数の Mittag - Leffler 関数のグラフ。
複素変数の Mittag - Leffler 関数のグラフ。
複素変数の Mittag - Leffler 関数のグラフ。
Mittag - Leffler 三角関数
Mittag - Leffler 関数を指数関数に相当するものと考えて、「Mittag - Leffler 三角関数」と表わされる。
実変数の Mittag - Leffler 正弦関数のグラフ。順に、①, ②。いずれも=-3~3 (+0.1)。
実変数の Mittag - Leffler 正弦関数のグラフ。順に、①, ②。いずれも=0.1~5 (+0.1)。
複素変数の Mittag - Leffler 正弦関数のグラフ。
複素変数の Mittag - Leffler 正弦関数のグラフ。
複素変数の Mittag - Leffler 正弦関数のグラフ。
複素変数の Mittag - Leffler 正弦関数のグラフ。
複素変数の Mittag - Leffler 正弦関数のグラフ。
実変数の Mittag - Leffler 余弦関数のグラフ。順に、①, ②。いずれも=-3~3 (+0.1)。
実変数の Mittag - Leffler 余弦関数のグラフ。順に、①, ②。いずれも=0.1~5 (+0.1)。
複素変数の Mittag - Leffler 余弦関数のグラフ。
複素変数の Mittag - Leffler 余弦関数のグラフ。
複素変数の Mittag - Leffler 余弦関数のグラフ。
複素変数の Mittag - Leffler 余弦関数のグラフ。
複素変数の Mittag - Leffler 余弦関数のグラフ。
Wright 関数
Wright 関数は、Mittag - Leffler 関数を第1種変形 Bessel 関数化したものに相当し、無限級数で表わされる。このため、一般化 Bessel 関数と呼ばれることもある。ここに、ガンマ関数がとなるとき係数は0であると解釈する。Wright 関数は超越整関数のため無限遠点以外には特異点を持たない。
Wright 関数は、1935年に初めてこれを導入した E. M. Wright に因んで、その名が冠せられている。
Wright 関数も、非整数階微積分学などで応用がある。
実変数の Wright 関数のグラフ。順に、①, ②。いずれも=-3~3 (+0.1)。
実変数の Wright 関数のグラフ。順に、①, ②。いずれも=0.1~5 (+0.1)。
複素変数の Wright 関数のグラフ。
複素変数の Wright 関数のグラフ。
複素変数の Wright 関数のグラフ。
複素変数の Wright 関数のグラフ。
複素変数の Wright 関数のグラフ。